| 木毛セメント板 ■コンクリート打込み工法 |
| (1)コンパネ使用型枠工法 | |||||||||||
| 木毛セメント板をあらかじめ型枠の内側に取り付けておき、コンクリートを打込むことによって強固に取り付けることができます。この工法は天井(スラブ)、梁及び壁に断熱・吸音などを目的としています。施工方法を以下に示します。 | |||||||||||
|
|||||||||||
![]() |
|||||||||||
| (2)型枠用木毛セメント板工法 | |||||||||||
| 型枠用木毛セメント板は、コンパネの代わりに型枠成形を行い、コンクリートを打込むため、コンパネの解体の必要がありません。これは大幅な工程の短縮となり、コストダウンにもつながります。20mm〜50mmの型枠用木毛セメント板(補強木毛セメント板などもありますのでメーカーにお問い合わせ下さい。)は12mmのコンパネと同等の強度および弾性係数を示しており、表面が凸凹でかつポーラスなためアンカリング効果もあり、2kg/cm2の非常に高い付着強度を示しています。また、木毛セメント板にはアーチ型やドーム型などさまざまな形状の木毛セメント板があり、自由な施工が可能です。 本来、木毛セメント板には吸音性能、断熱性能、調湿機能が備わっています。このため、通常コンクリート打設後に表面仕上げ材の間に必要とされていた吸音材、断熱材も必要ではありません。さらに、自然が織りなす木目模様の美しい仕上げが可能となります。 |
|||||||||||
・コンクリート耐久性の向上 |
|||||||||||
| コンクリート中の鉄筋は、セメントの強アルカリ(PH13.5)によって、鉄筋周囲に2〜3nmの不導体(電気を通さない)皮膜で、腐食から保護されています。従って、鉄筋コンクリート造の耐久性は、通常の環境下ではコンクリートのアルカリ部分が空気中の炭酸ガスによって起こる中和作用(PH8程度に中性化)が鉄筋位置に達する事で耐久性が求められます。中性化深さχは | |||||||||||
| となります。 一般的なコンクリート(Fc=27N/m2)で、A=4程度です。 また、コンクリートの密実性(水セメント比)や仕上げ材の有無によって、コンクリート表面からの炭酸ガスの浸透速度が変わります。 打込み型木毛セメント板を用いると、コンクリートの耐久性が飛躍的に向上します。「JIS A 1153コンクリートの促進中性化試験方法」に準じて中性化促進試験を行った結果、促進材令6ヶ月において、コンパネにて型枠成形を行った打放し部分の中性化深さは25mm(おおよそ60年に相当)であったのに対し、木毛セメント板打ち込み型枠面の中性化深さは1mmでした。 これは、木毛セメント板を型枠としてコンクリートに打ち込んだ際に、初期の段階として、木毛がコンクリート中のモルタル部分表層の水分を脱水し、緻密な表面を構成するためと考えられます。つまり、透水型枠と同様な効果が木毛セメント板にはあるといえます。 |
|||||||||||
|
|||||||||||
中性化促進試験結果(促進材令6ヶ月)
|
|||||||||||
・施工上の注意事項 |
|||||||||||
パネルを施工する場合は、その性能を十分に活かし、意匠性、化粧性を大事にするために割り付け図を作成し、それに従い注意して施工して下さい。 |
|||||||||||
|
|||||||||||
以下に施工例、部分詳細図及び断面図を示します。 |
|||||||||||
|
|||||||||||
![]() 縦断面詳細図 |
|||||||||||
![]() 側断面 |
|||||||||||
![]() 横断面 |
|||||||||||